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ローラン [好きな店]

勢いあまって、「好きな店」カテゴリを作ってしまったけど、この先増えるのか不安だ・・・。
生暖かく見守ってくださいませ。

~とりあえず一号店のご紹介~

夕べは、知り合いのウイグル族の研究者とともに都内のウイグル料理店「ローラン」へ。
都内では、ウイグル料理店は、たぶん唯一だと思う。
先月末に開店したばかりとあって、まだまだ、ぎこちないところもあるけどアットホームな食堂といった感じ。

ウイグルってどこ?・・・という方のために、念のために説明しておくと、中国の西の端っこにある新彊ウイグル自治区です。チベットの北と言った方がわかりやすいかな。かつてシルクロードの要衝として栄えたところで、そのあたりの歴史に詳しい人は天山山脈やトルファン、ウルムチ、楼蘭といった地名のほうが親しみがあるかもしれない。特に楼蘭は店名の由来にもなっていて、「楼蘭の美女」というのは聞いたことある方も多いと思う。

数年前にウルムチ・トルファンを旅行して、すっかりウイグル料理にはまった水琴。でも都内に「ウイグル料理店がない~」ということで苦節数年(みじか!)、ついに開店したので喜び勇んですっとんで行ったというわけ。

喜びすぎて、少し食べ過ぎたけど。

ウイグル料理で、私のおすすめは「ラグメン」と「カワプ」。
ラグメンは、うどんとパスタのコラボみたいなので、お好みで辛味噌と黒酢をかけて食べる(日本人は辛い物がが苦手と彼らは固く信じており、辛味噌を積極的にはすすめてこないが、大して辛くはなく味が締まって圧倒的においしくなるので絶対加えるべし)。食べてみると分かるが、和洋折衷そのもの。これがヨーロッパへ伝わってパスタになり、日本へ伝わってうどんになったというのが、ウイグル族の主張だが、逆にうどんとパスタがシルクロードで混ざったのかもしれない。本当にどっちが先かは、歴史家に聞いてみたい。とりあえず、味は日本人ウケすることは間違いなし。だって食感が完全にうどんだもの。ラグメンは彼らも普段食べるもので、位置づけとしては日本人で言う「ごはん+味噌汁」的なノリのものらしい。
カワプは、シシカバブのこと。羊肉の串焼き。

ローランで使ってる食材は基本的に日本産+オーストラリア羊らしい。彼らは一応中国人なのだが、日本人以上に中国産食材を嫌っている。自治区から取り寄せることも考えてないらしい。そのため、若干現地で食べたものと違う材料におきかわっている場合もある。しかし、よく工夫して現地の物に近い彩りと味を再現する様に努力しているのは好感。

ウイグル族が日本に来ているのは、もともと留学生として来た人とその家族がほとんど。それが日本が気に入って卒業後に就職し、居着いた人が多い。だから、店長が無駄に日本の大学の博士号とか持ってたりして、ひそかに知的集団でもある。

お近くの方は、ぜひ一度訪れてみてくださいな。
あ、ちなみに日本語ぺらぺらなのでご安心を。


~お店情報~
豊島区池袋2-63-6パレスガーデンミラノ1F 地図
池袋北口から東横イン方面へひたすら進み、東横インを過ぎて少し行ったところ。
年末年始以外は休みなし。
ランチは11:00~15:00。夜は17:00~22:00。


すでに、ネット検索すると行ってきた人のブログとか出てる・・・。みんな早いなあ!


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